⏰ 調理時間20分
🍽 2人分
🍺 ピリ辛・ボリューム
🧊 作り置き:冷蔵2日OK
📊 1人分(推定):約270kcal/たんぱく質12g・脂質20g・糖質12g
🍽 全量(2人分):約540kcal/たんぱく質24g・脂質40g・糖質24g
ナスと厚揚げを焼いて、豆板醤の効いたチリソースを絡めます。えびを使わない、野菜と大豆のチリソース。ケチャップが味の骨格になっています。
材料(2人分)
- ナス:2本(約160g)
- 厚揚げ:1枚(150g)
- サラダ油:大さじ2
- 水溶き片栗粉:小さじ2(片栗粉小さじ1+水小さじ2)
- 糸唐辛子:お好みで
- 【B・香味】長ねぎ(みじん切り):10cm分
- 【B・香味】おろしにんにく:小さじ1
- 【B・香味】おろし生姜:小さじ1
- 【B・香味】豆板醤:小さじ1
- 【A・合わせだれ】水:50ml
- 【A・合わせだれ】ケチャップ:大さじ2
- 【A・合わせだれ】酒:大さじ1
- 【A・合わせだれ】醤油:小さじ1
- 【A・合わせだれ】砂糖:小さじ1
- 【A・合わせだれ】鶏がらスープの素:小さじ1/2
作り方
- ナスは乱切り、厚揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、一口大に切る。
- 【A】を混ぜ合わせておく。
- フライパンに油大さじ1と1/2を熱し、ナスと厚揚げを動かさずに、焼き色がつくまで4〜5分焼いて、いったん取り出す。
- 同じフライパンに残りの油と【B】を入れ、弱火で1分炒める(★豆板醤は弱火で。焦げると辛味だけが尖ります)。
- 【A】を加えてひと煮立ちさせ、③を戻して絡める。
- 水溶き片栗粉を回し入れ、中火で30秒でとろみをつける。器に盛り、お好みで糸唐辛子をのせる。
おいしさのヒミツ
- ナスと厚揚げは先に焼いて取り出す。ソースの中で煮ると、崩れて水っぽくなります
- 豆板醤は弱火で炒めてから。香りが立ってから、たれを入れます
- 厚揚げの油抜き。表面の油を落とすと、たれが絡みます
よくある質問
えびを入れてもいいですか?
むきえび100gを加えると、いわゆるエビチリに近づきます。その場合は手順3でえびを先に焼いて取り出し、最後に戻してください。えびは火が入りすぎると縮むので、加熱は最小限に。
辛さを調整したい
豆板醤を小さじ1/2に減らすとかなりおだやかになります。子どもと分けるなら、豆板醤を抜いて作り、大人の分だけラー油をかけるのが楽です。逆に辛くしたいなら豆板醤を小さじ2まで。
どのくらい日持ちしますか?
冷蔵で2日ほど。翌日は厚揚げに味が染みています。温め直しはレンジ(600Wで1分半)。とろみは冷えると固まりますが、温めれば戻ります。
合うお酒
ケチャップと豆板醤のピリ辛。中華のこってりした味です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——ピリ辛の中華には、冷たい炭酸
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——ケチャップの甘さを流したいときに
- 🍋 レモンサワーは無糖タイプ——たれに砂糖が入っているので、酒は甘くないほうが締まります
迷ったらビール。辛くて甘いたれには、冷たい炭酸です。
もう一品、主役がほしい日に
極 牛たん入り背脂餃子
目黒の名店『中華味一』の大将と、10年かけて共同開発した餃子です。大きめに切った牛たんのコリコリした食感と、焼いた瞬間にあふれる背脂と地鶏スープ。冷えたビールのために作りました。
ぴーきちのつぶやき
エビチリのたれだけが好きで、えびがない日にナスと厚揚げで作ってみたら、これはこれで完成していました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:ケチャップは完成した調味料(トマト+酢+砂糖+塩)
ひとことで:ケチャップはトマトを煮詰めて、酢・砂糖・塩・香辛料で味を整えたもの。だから一つで味の骨格ができる。
詳しく:ケチャップはただのトマトペーストではありません。中身は①トマト(うま味=グルタミン酸と、酸味)②酢(酸味と保存性)③砂糖(甘み)④塩 ⑤玉ねぎ・香辛料。つまり「うま味・酸味・甘み・塩気」という、味を組み立てる4要素が最初から全部入っている。
だからケチャップを入れると、それだけで味が決まったように感じるのです。この性質は、料理では強力な武器になります。中華のチリソース、ナポリタン、オムライス、ハンバーグのソース、酢豚——どれもケチャップ一つで骨格ができています。
注意点も2つ。
①糖分が多いので焦げやすい——長く煮詰めると色が黒ずみ、苦くなるので、加えたら短時間で仕上げる。
②加熱すると酸味が飛んで甘みが前に出る——だから炒めた料理では、酢を少し足すと締まります。ちなみにトマトのうま味は加熱で増えるので、ケチャップは「濃縮されたトマトのうま味」でもあります。
このレシピでは:この料理でケチャップが大さじ2しかないのに味が濃いのは、その中に4つの味が詰まっているからです。もしトマト缶で作るなら、酢・砂糖・塩をそれぞれ足す必要があります。そして「ひと煮立ちさせてから具を戻す」——長く煮ないことで、ケチャップの酸味と香りを残しています。
「ケチャップは味が完成しているので、足すより引く方向で考える」。他の調味料を入れすぎないのが、うまく使うコツです。

