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ホタテとカブのアールグレイカルパッチョ【10分・火を使わない】

調理時間
10
分量
2人分
材料
7

2人分  火を使わない/作り置き:向きません(当日中に)
1人分(推定):約140kcal/たんぱく質10g・脂質10g・糖質3g
全量(2人分):約280kcal/たんぱく質20g・脂質20g・糖質6g

並べて、かけて、茶葉を散らすだけ。アールグレイの香り(ベルガモット)が、ホタテの甘みを別のものに変えます。火を使わないのに、前菜として成立する一皿です。

材料(2人分)

押すと消えます。買い物のときにも使えます。

  • 刺身用ホタテ4〜5個(約120g)
  • カブ(小)1個(約80g)
  • 2〜3つまみ(岩塩などがおすすめ)
  • レモン汁小さじ1
  • オリーブオイル大さじ1.5
  • アールグレイのティーバッグ1袋
  • 粉チーズ・粗挽きブラックペッパー各少々(あれば)

作り方

1

カブは皮をむき、スライサーで向こう側が透けるくらい極薄の輪切りにする(★ここが最大のコツ。厚いとホタテと一体になりません)。

2

ホタテは横半分にスライスする(★厚みをカブに近づけると、口の中で同時に溶けます)。

3

皿の外側から「カブ→ホタテ→カブ」と少しずつ重ねながら、円を描くように並べる。

4

塩→レモン汁→オリーブオイルの順に回しかける(★順番が大事。塩を先に当てると素材の水分が少し出て、そこにレモンとオイルが乗ります)。

5

ティーバッグを破り、中の茶葉を指でひねりながら全体に散らす(★ひねると香りが立ちます)。好みで粉チーズとブラックペッパーを。

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おいしさのヒミツ

  • アールグレイの香りはベルガモット(柑橘)。だからレモンと喧嘩せず、同じ柑橘の方向で重なります。ただの紅茶葉では成立しません
  • カブを極薄にすると、ホタテのねっとりと一体になります。「雪どけ」のような食感は、厚さで決まる
  • 塩は粒の大きい岩塩などがおすすめ。ときどき当たる塩の粒が、味の起伏をつくります

よくある質問

アールグレイ以外の紅茶でもいいですか?

アールグレイを使ってください。この料理はベルガモットの柑橘の香りが要で、ダージリンやアッサムでは渋みだけが残ります。

カブの代わりは?

大根やラディッシュで作れます。ただしカブのほうが水分が多く甘みがあるので、ホタテとの一体感は一番出ます。

作り置きできますか?

生のホタテを使うので当日中に。盛り付けてから時間を置くと水が出るので、食べる直前に調味料をかけてください。

合うお酒

繊細な甘みと柑橘の香り。前菜として、静かなお酒が合います。

  • 🏆 本命:白ワインの辛口を、しっかり冷やして8℃で——樽を使わない華やかなタイプを。アールグレイの香りと重なります
  • 🍶 日本酒なら、香りの穏やかな純米を花冷え10℃で——ホタテの甘みと米の旨味が同じ方向
  • 🍾 スパークリングワインもよく合います——前菜なので、泡から始めるのは理にかなっています

迷ったら冷やした白ワイン。前菜には泡か白、と決めておくと迷いません。

ぴーきちのつぶやき

並べるときだけ集中力が上がって、円を何度も直しています。食べ始めたら3分で崩れるのに、毎回やっています。今日もお疲れ様です🍻

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🔬 調理科学ことば:ベルガモット(アールグレイの香りの正体)

ひとことで:アールグレイに香りをつけている、柑橘の一種。

詳しく:アールグレイは茶葉の品種名ではなく、ベルガモットという柑橘の香りをつけた紅茶のことです。ベルガモットはイタリア南部で主に育つ柑橘で、そのまま食べるには酸が強すぎるため、ほとんどが香りを取るために使われます。香りの主成分はリナロールや酢酸リナリルで、これらはレモンやライムとも共通する成分

だからアールグレイは柑橘と自然に馴染みます。そしてこれらの香り成分は油に溶けやすい——オリーブオイルをかけたところに茶葉を散らすと、香りが油に移って全体に広がります。

このレシピでは茶葉を最後に、オリーブオイルの上から散らすのはこのためです。先に散らすと香りが飛び、油に乗る前に終わってしまう。指でひねるのは、茶葉を軽く砕いて香り成分を外へ出すため。そしてレモン汁と喧嘩しないのは、成分が共通しているから——この組み合わせは偶然ではなく、香りの構造から見て理にかなっています。

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