⏰ 調理時間10分 🍽 2人分 🔥 火を使わない 🧊 作り置き:向きません(当日中に)
📊 1人分(推定):約280kcal/たんぱく質18g・脂質21g・糖質2g
🍽 全量(2人分):約560kcal/たんぱく質36g・脂質42g・糖質4g
サーモンとクリームチーズを塩昆布で和えるだけ。味付けは塩昆布ひとつで完結します。脂ののったサーモンに乳のコクを重ねるので、少量でも満足感のある一皿になります。
材料(2人分)
- サーモン(刺身用ブロック):150g
- クリームチーズ:40g
- かいわれ大根:1/2パック(約20g)
- 大葉:3枚
- 卵黄:1個(約17g)
- 【A】塩昆布:10g
- 【A】ごま油:大さじ1
- 【A】しょうゆ:小さじ1/2
- 【A】白いりごま:小さじ1/2
作り方
- サーモンはキッチンペーパーで表面の水気を拭き、1.5cm角に切る(★パックの汁が残ると塩昆布の塩気が薄まります)。
- クリームチーズは冷蔵庫から出したてを1cm角に切る(★室温に戻すとベタついて角が消え、和えるときに溶けます)。
- かいわれ大根は根元のスポンジのすぐ上で切り落として半分に、大葉は千切りにする。
- ボウルに①②③と【A】を入れ、ゴムベラで底からすくうように2〜3回だけ混ぜる(★練るとクリームチーズが崩れて全体が白く濁ります)。
- 器に盛り、中央に卵黄を落とす。
おいしさのヒミツ
- 塩昆布は塩味と旨味を同時に持っているので、これだけで味が決まります。しょうゆ小さじ1/2は香りづけで、塩気の担当ではありません
- サーモンの脂とクリームチーズの乳脂肪はどちらも重い。だから大葉とかいわれの香りと辛味が必要で、この2つがないと3口で飽きます
- 卵黄は最初から混ぜないこと。1口目は塩昆布のキレ、崩してからはまろやか——1皿で2つの味になります
よくある質問
サーモンの代わりは?
マグロ・ぶり・ホタテでも作れます。ただし白身魚(鯛・ヒラメ)は脂が少ないので、クリームチーズに負けます。その場合はチーズを20gに減らしてください。
クリームチーズが崩れてしまいます
切ってから冷凍庫に5分入れると、角が立ったまま和えられます。また混ぜるのはゴムベラで2〜3回まで。菜箸で混ぜると練る動きになりやすいので、ヘラのほうが失敗しません。
作り置きできますか?
生のサーモンなので当日中に。塩昆布は時間が経つほど水分を吸って味が濃くなるので、和えるのは食べる直前がおすすめです。
合うお酒
脂ののったサーモンと、乳のコク。濃厚な一皿には、切れ味のあるお酒を。
- 🏆 本命:白ワインの辛口を、しっかり冷やして8℃で——サーモンの脂とクリームチーズを、ワインの酸が受け止めます。樽の効いていないタイプが大葉の香りと合います
- 🍶 日本酒なら、生酛(きもと)や山廃の純米を冷やで——酸のしっかりしたタイプは乳のコクと相性がいい組み合わせです
- 🥃 ハイボールは、ウイスキー1:強炭酸4——脂を炭酸で流したいときに
迷ったら冷えた白ワイン。チーズが入っている時点で、相性は決まっています。
ぴーきちのつぶやき
クリームチーズは40gと書きましたが、切っている途中で1個ぶん口に入っています。だいたい毎回そうなので、はじめから多めに買うようになりました。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:脂肪球(クリームチーズのコクの正体)
ひとことで:乳の中に散らばっている、ごく小さな脂の粒。
詳しく:牛乳は水の中に脂の粒が散らばった状態で、この粒を脂肪球と呼びます。粒の大きさはおよそ1000分の3ミリ。細かいほど舌に触れる面積が増え、なめらかに感じられます。クリームチーズは牛乳とクリームを乳酸菌で発酵させ、水分を減らして脂肪球を密に詰めたもの。だから同じ乳製品でも、牛乳よりはるかに濃く感じます。そしてもうひとつ、発酵によって生まれた乳酸が、わずかな酸味を与えています。この酸味があるから、脂っこいのに後味が重くならない。チーズが世界中で酒のつまみになっているのは、脂とコクと酸を1つで持っているからです。
このレシピでは:サーモンの脂と、クリームチーズの脂肪球。脂と脂を重ねているのに重すぎないのは、クリームチーズ側に乳酸の酸味があるからです。ここに塩昆布の塩気と旨味が入って、味の柱が立ちます。切ってすぐ和えるのは、脂肪球が温まって溶け出す前に仕上げるため——室温に置くと角が消えるのは、この粒を包んでいた構造がゆるむからです。冷たいまま扱うほど、口に入れたときの「粒が溶ける瞬間」がはっきり出ます。

