濃厚ピリ辛・体が温まる/作り置き:スープのみ冷蔵2日OK
1人分(推定):約850kcal/たんぱく質34g・脂質38g・糖質90g
全量(2人分):約1700kcal/たんぱく質68g・脂質76g・糖質180g
牛肉と野菜を煮込んだピリ辛のスープに、うどんをつけて食べます。ポイントは粉唐辛子を最初に油で炒めること。辛味だけでなく、色と香りが油に移ります。
材料(2人分)
押すと消えます。買い物のときにも使えます。
- 冷凍うどん2玉(約500g)
- 牛こま切れ肉200g
- 長ネギ2本
- もやし100g
- にんじん1/2本(約80g)
- しいたけ4個
- 溶き卵2個分
- ごま油大さじ2
- 粉唐辛子大さじ2(約20g)
- 水800ml
- 白いりごま適量
- 【A】コチュジャン大さじ4
- 【A】醤油大さじ2
- 【A】酒大さじ2
- 【A】みりん大さじ2
- 【A】砂糖大さじ2
- 【A】おろしにんにく小さじ2
- 【A】鶏がらスープの素小さじ2
作り方
長ネギは青い部分を輪切り、白い部分を斜め薄切りに分ける。にんじんは細切り、しいたけは薄切りにする。
鍋にごま油・ネギの青い部分・粉唐辛子を入れて弱火にかけ、2分ほど、焦がさないように混ぜながら加熱する(★ここが香りと色の要。理由は下の🔬で)。
牛肉を加えて色が変わるまで炒め、にんじん・しいたけ・ネギの白い部分を加えて炒める。
水と【A】を加え、沸いたら中火で10分煮る。
もやしを加えて2分、溶き卵を細く回し入れて、10秒待ってからひと混ぜする(★すぐ混ぜると濁ります)。火を止める。
うどんはレンジで解凍し、流水でもみ洗いして氷水で締め、水気を切る。器に盛り、スープをつけて食べる。白ごまを振る。
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おいしさのヒミツ
- 粉唐辛子は最初に油で。あとから入れると粉っぽく、色も出ません
- 卵は入れて10秒待つ。すぐ混ぜるとスープが濁って、ふわっとした塊になりません
- うどんは締める。熱いスープにつけるので、麺は冷たく引き締まっているほうが対比が効きます
よくある質問
粉唐辛子がないときは?
一味唐辛子で代用できますが、量は小さじ2までに減らしてください。韓国の粉唐辛子は辛さがおだやかで、色と甘みを出すのが役目ですが、日本の一味は辛さが強い。色を出したいなら、パプリカパウダー大さじ1を足すと近づきます。
温かいうどんを入れて食べたい
できます。その場合は締めずに、解凍したうどんをそのままスープに入れて1分煮てください。ただしうどんがスープを吸うので、水を100ml増やしておくとちょうどよくなります。
どのくらい日持ちしますか?
スープだけなら冷蔵2日(うどんは毎回茹でてください)。翌日のほうが味がなじみます。ごはんを入れてクッパにするのもおすすめです。うどんを入れたまま保存すると、麺が伸びてスープも濁ります。
合うお酒
唐辛子とコチュジャン、牛の旨味。汗をかきながら食べる一杯です。
- 🏆 本命:キンキンに冷えたビール——辛いスープと冷たい炭酸。この組み合わせのために辛くしていると言ってもいいくらいです
- 🍶 焼酎なら、麦焼酎のソーダ割り(焼酎1:炭酸3)——韓国の辛い鍋料理と蒸留酒は、昔からの相性です
- 🍋 レモンサワーは無糖でレモン多め——辛味で火照った口を、酸と炭酸で戻す
迷ったらビール。辛いものを食べているときは、冷たさそのものがごちそうです。
こういうのも合わせておすすめです
ぴーきちのつぶやき
粉唐辛子を最後に振りかけていたころは、辛いだけで赤くならないのが不思議でした。最初に油で炒めると知ってから、色まで店のようになりました。今日もお疲れ様です🍻
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🔬 調理科学ことば:辛さは味ではない(痛みとして感じている)
ひとことで:唐辛子の辛さは味覚ではなく、熱さや痛みを感じる神経が反応している。だから冷たい水では消えない。
詳しく:甘い・酸っぱい・塩辛い・苦い・うま味——この5つは舌の味覚の受容体が感じ取る「味」です。ところが「辛い」はここに入りません。唐辛子のカプサイシンが反応するのは、熱さや痛みを感じ取る神経のセンサーのほう。このセンサーは本来43℃以上の熱に反応するものですが、カプサイシンはそれを化学的に押してしまう。
つまり脳は「熱い・痛い」と受け取っている——辛いものを食べて汗が出るのも、体が「熱い」と勘違いして体温を下げようとするからです。ここから実用的な話が2つ出ます。
①水を飲んでも辛さは引かない——カプサイシンは脂に溶け、水には溶けないので流せない。牛乳やヨーグルトが効くのは、乳脂肪とたんぱく質がカプサイシンを包み取るからです。
②辛味は油に移る——だからラー油が作れるし、油で炒めれば辛味と香りが全体に広がる。ちなみにわさびや辛子のツンとくる刺激は、また別のセンサーが反応するもので、こちらは揮発性で鼻に抜け、すぐ消えるという違いがあります。
このレシピでは:この料理で最初に「ごま油+粉唐辛子」を弱火で炒めるのは、辛味と色素を油に移す工程です。カプサイシンも、赤い色素も脂に溶けるので、油に溶かしてからスープに入れることで全体に均一に広がり、色も鮮やかに出ます。粉のまま最後に振り入れると、辛いだけで色も香りも出ません。
焦がすと苦くなるので、弱火で2分まで。「辛味と香りは、まず油へ」——麻婆豆腐の豆板醤も、カレーのスパイスも、同じ最初の一手です。



