⏰ 調理時間20分
🍽 2人分
🍺 カリカリ・とろけるチーズ
🧊 作り置き:当日中
📊 1人分(推定):約270kcal/たんぱく質12g・脂質16g・糖質30g
🍽 全量(2人分):約540kcal/たんぱく質24g・脂質32g・糖質60g
千切りのじゃがいもで、チーズとスモークサーモンを挟んで焼きます。粉もつなぎも使いません——じゃがいも自身のでんぷんが、生地をつないでくれます。
材料(2人分)
- じゃがいも:2個(約300g)
- スモークサーモン:30g
- スライスチーズ:2枚
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩こしょう:適量
- 粉チーズ:適量
- イタリアンパセリ(またはパセリ):適量
作り方
- じゃがいもは皮をむいて千切りにし、絶対に水にさらさない(★理由は下の🔬で)。塩こしょうを振って軽く混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、じゃがいもの半量を薄く円形に敷き詰める。
- スモークサーモンとスライスチーズをのせ、残りのじゃがいもをかぶせてフライ返しで上から押さえる(★密着させると崩れません)。
- 弱めの中火で片面5分ずつ、こんがりするまで焼く(★裏返すときは、皿を使うと確実)。
- 器に盛り、粉チーズとパセリを散らす。
おいしさのヒミツ
- 水にさらさない。でんぷんが糊になるので、粉なしでもまとまります
- 上から押さえる。密着させると、裏返すときに崩れません
- 弱めの中火でじっくり。強火だと外だけ焦げて、中が生のままです
よくある質問
崩れてしまいます
水にさらしていませんか? さらすとでんぷんが流れて、つなぐものがなくなります。もう一つは押さえ不足——フライ返しでしっかり押しつけてください。裏返すときは、皿にすべらせてから戻すのが確実です。
スモークサーモンの代わりは?
ハム・ベーコン(焼いたもの)・ツナ・生ハムが使えます。水分の多いもの(トマトなど)は入れないでください——生地がまとまらなくなります。
作り置きできますか?
当日中、できれば焼きたてです。カリカリ感が持ち味なので、時間が経つとしんなりします。温め直しはトースターで4分が、多少は戻ります。
合うお酒
じゃがいもとチーズ、スモークサーモン。ワインの前菜です。
- 🏆 本命:白ワインは、辛口をよく冷やして(8〜10℃)——スモークサーモンとチーズは、白ワインの定番の組み合わせ
- 🥂 スパークリングワインは、辛口をよく冷やして——前菜として出すなら、泡がいちばん華やぎます
- 🍺 キンキンに冷えたビール——じゃがいもとチーズの組み合わせなので、炭酸も合います
迷ったら白ワイン。切り分けて出すと、それだけで一皿になります。
ぴーきちのつぶやき
じゃがいもを水にさらさないと知ったときは、あの「アク抜き」は何だったのかと思いました。料理は目的で正解が変わります。今日もお疲れ様です🍻
🔬 調理科学ことば:じゃがいもを水にさらす/さらさない
ひとことで:じゃがいものでんぷんは、水にさらすと流れる。粘りが邪魔なら流し、つなぎに使いたいならさらさない。
詳しく:じゃがいもを切ると、切り口から白いでんぷんがにじみ出ます。「水にさらす」という工程は、これを洗い流す作業です。ではなぜ流すのか——①炒め物や煮物で、じゃがいも同士がくっつくのを防ぐ。
②煮汁が濁るのを防ぐ。
③切り口の変色(酵素的褐変)を防ぐ。だから、じゃがいもがバラバラであってほしい料理では、さらすのが正解。ところがガレットやチヂミ、じゃがいも餅では、この粘りこそが必要です。でんぷんが加熱で糊化して、粉やつなぎがなくても生地をまとめてくれる——だから絶対に水にさらしてはいけません。
「同じ下ごしらえが、料理によって正反対の意味を持つ」典型例です。ちなみに男爵はでんぷんが多くほくほく(つなぎ向き)、メークインは少なくて煮崩れしにくい——ガレットには男爵のほうが向いています。
このレシピでは:この料理は、粉もつなぎも卵も使いません。じゃがいものでんぷんだけで、あの一枚がまとまっています。だから「水にさらさない」は、省略できる手順ではなく、この料理の設計そのもの。そして上から押さえるのも、でんぷんを密着させるためです。
「じゃがいもは、まとめたいならさらさない、離したいならさらす」——買ってきたじゃがいもを切る前に、どちらか決めてください。

